少し遅い作品解説ですが。
お題「霊木」で桜の木を書いてみました。
い、如何だったでしょうか・・・・・・・。
雰囲気小説というか、何というか・・・・・・。雰囲気を大切にするならもう少し綺麗な文章を書けるようになりたいです。
今の小説家さんには少ないですよね、綺麗な文章を書く方は。や、喧嘩売っている気はないですよ。
ぶっちゃけた話文章能力とか下がってきていると思いますよ、うん。作家に限らずね。
芥川賞とか、子供にとらせている辺り、何か日本の文学界の行く末が案じられる。
芥川は昔ッからロクな人がとってないけど。
正直あんまり人生経験の少ない人が良い小説を書けると思えない。俺もかなりそこら辺が歯痒いのですが。
まぁ、どうでも良いけどね。文学界の行く末なんて。そんな堅苦しいところには入らないつもりなので。
何か、こう、一文を暗記したい!って思わせるような人はもういないし。あ、京極堂は凄いと思うけど。
僕は古文の口当たりの良さにうっとりです。
声に出して読みたい日本語、でしたっけ?そういう文を書ける物書きになりたい。
まぁ、今のところ内容がエンター系だから無理なんですけどね・・・・・・。
さぁとにかく解説ですね(笑)
時期は近代史に入って昭和中期太平洋戦争末期です。
多分・・・・・・ガダルカナルとかフィリピンとか硫黄島とか・・・・・・付近ですかね。
多分この隊は全滅します。←言わなくても良いこと。
ガダルカナルは色々な事で有名な島で。それぞれ知っている方は多いかと思います。
かといってお祖父ちゃんに聞くのは止めましょう。話してくれる人なら良いんですがね。
ガダルカナルは人肉食いで有名・・・・・・・だと思っているのは俺だけ!?
食糧難で兵士が死んだ同胞の肉を食べたという・・・・・・話があるんですが。
その部隊が地元の部隊だと知って吃驚です。
戦争は嫌ですね・・・・・・本当に。
で、桜、ですが。
美しさは妖しさも秘めているのですよ!!
美しいほど妖しい。妖しいほど美しい。
じゃなかったら悪魔に誘惑されません。
悪魔が天使より美しくなかったら誘惑されない、という話です。
『彼女』は『桜』よりは美しく無かったんでしょうね・・・・・・。
桜の木の下には・・・・・・という梶井基次郎の話がありますが。はい、読んでません。
読みたいと思ってはいるんですがね・・・・・・。
大きな木には昔から神様が宿っていると言われています。
木を切って血しぶきが〜〜っていうのもどっかの伝説か妖怪話にあった気がしなくもないです。
血の涙を流すマリア像、はありますけどね。
考えてみると気持ち悪い話ですが、狂気を纏った人間を書いてみたかったのです。
桜木君。本名か否か。
全体的に彼の一人称にするか迷ったのですが、彼の狂気は端から見ていた方がきっと伝わるかな、と。
死ぬ直前に聞かされた植野氏が哀れです。
後日談的に、桜の木は実はあの後すぐに切り倒されたのですが。ええ、物資回収ですよ。戦争だから。
まぁ、それは要らないエピソードかと思い書きませんでしたが。
最後の血の舞を桜吹雪に見立てた文、が。
一番書きたかった所なのに一番納得のいかない表現をしてしまったので。
と、思っても今の俺では満足のいける表現が出来ないので。
ああ、悔しい。精進精進。
最後に、桜は『息子』を愛していたか否か。
皆さんはどうとりますかね・・・・・・。
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